WiSE Standardは、サイト内検索やファイルサーバの検索などに必要な機能を備えた全文検索エンジン製品です。
文字単位(ヨーロッパ言語については単語単位)で検索を行うので、検索漏れのない全文検索を行うことができます。
WiSE Standardは、全文検索エンジンWiSEのすべての機能を有するWiSEシリーズの中核をなす製品です。WiSEの関連製品には、WiSE ECという製品もあります。これはWiSE Standardからe-Commerceサイトの構築に必要な機能を取り込み、不要な機能を取り除いた製品です。WiSE Standardは、小規模なものから大規模なものまで、インターネットのWebサイト、ECサイト、企業内ポータル、ファイルサーバ検索などの検索システム全般を構築することができる製品です。
WiSEでは、日本語を分解する単位として、文字を基本にしています。このため、辞書を利用する全文検索システムなどのように、辞書のメンテナンスをする必要がありません。また、ひらがなとカタカナと半角カタカナ、全角アルファベットと半角アルファベットなどを同一視するため、入力間違いがあっても検索にヒットさせることができます。
検索に使うキーワードの個数にも制限はありません。もちろん、検索を行う際に、キーワードのすべてを含む、キーワードの一部を含む、特定のキーワードを含まない、などといった条件を指定することも可能です。
検索用のデータとしては、全文検索用のテキストデータを中心に、数値、文字列、日付などのデータも格納することができます。さらに、それぞれのデータを対象に検索やソートを行うことができます。このため、検索キーワードに加え
て日付や文書サイズで絞り込んで重要度順にソートして表示する、などといったことも可能です。
1台のサーバで処理しきれないような大量の文書があるような場合でも、複数のサーバに分散して検索を行うクラスタ機能を利用することにより、検索システムを構築することが可能です。
クラスタを構成しておくと、検索サーバの一部が障害によりダウンするような場合でも、自動的にサーバの割り当てを行い、検索を停止させないシステムを構築することができます。
通常の全文検索に加え、検索の利便性を向上させる検索支援機能も充実しています。検索支援機能には、カテゴリ絞り込み、キーワード絞り込み、おすすめリンクなどを提供しています。これらの機能を利用することで、ユーザーがキーワードを入力せずに、リンクをクリックするだけで目的の情報へたどりつくナビゲーションや、キーワード連動広告などを実現できます。
WiSEでは文字単位の検索を行うため、通常は辞書のメンテナンスは不要です。しかし、綴りの間違いや、関連性の高いキーワードへの置き換えなどを行うために、ユーザーが登録可能なアシスト辞書を提供しています。この辞書のメンテナンスは、管理画面からGUIを通じて行うことができます。
アシスト辞書を利用して、さらに的確な検索結果を示すようにすることが可能です。
WiSEでは、HTML、PDFなどのフォーマットからテキストを抽出する文書フィルタを提供しているため、こうした文書も検索対象にすることができます。標準的な HTML、PDF、Microsoft Office文書などに対応していますが、詳細については、WiSEのバージョンによって異なりますので、各バージョンの情報を参考にしてください。
WiSEを利用するためには、検索用データ、検索を行うアプリケーションを作成する必要があります。検索用データは、簡単なテキスト形式のファイルを入力データとするため、簡単に作成することができます。検索を行う場合には、 WiSEサーバに対してHTTPで検索要求を行い、テキスト形式またはXML形式で検索結果を受け取ることができます。標準的なフォーマットがインターフェースになっていますので、容易に検索システムを作成することができます。
クローラ
クローラは、検索対象を収集する機能です。
クローラ機能と次のコネクタ機能を単一の実行イメージで実現する場合もあります。
コネクタ
コネクタは、クローラとインデクサをつなぐ機能です。
クローラが収集した検索対象のリストを元に検索対象の実体にアクセスし、各種フィルタを用いてデータを抽出します。その後、抽出したデータから、ECP形式の中間ファイルを生成します。
ECP
ECP(Enhanced Connector Protocol)とは、WiSEのインデクサがデータを受け付けるための固有の形式です。
インデクサ
WiSEのインデクサは、ECP形式のデータを受け付けて、インデックスデータベースを更新します。
検索Web API
WiSEを利用するアプリケーションは、検索Web APIを通して検索を行います。検索Web APIは、HTTPプロトコルのGETとPOST両方のメソッドをサポートしています。
検索API
WiSEの検索Web APIを各種言語にバインディングしたクライアントAPIです。
ユーザーアプリケーション
検索Web APIや検索WebクライアントAPIを利用することにより、サイト固有の事情にあわせて検索画面を作ることができます。WiSEには、PerlとJavaのサンプル検索画面が付属しています。